祖先の暮らしを再現。
大正十二年の関東大震災、戦災、そして昭和三十年代の東京再開発で、江戸の下町はほとんど面影をなくしてしまった。
下町の歴史や風俗を次の世代に伝えるために昭和五十五年に開館。
展示は江戸から明治、大正に分けて、下町の風景、風俗、こどもの遊び、娯楽・生活用具、職人道具、衣装、歳事などを実物や写真で紹介。
商家での鼻緒の実演や本物そっくりの駄菓子屋、銅壺屋の店先には、今は見られない庶民の文化を感じさせられる。
展示されている生活用具の一つ一つは、昨日まで使われていたような懐かしさを誘うが、実際はいつのまにかなくなっているものがほとんどだ。